2018年日露ビジネスサマースクール時の「日露タンデム学習」

本学が取り組む「日露ビジネス人材育成」プログラムの重要なイベントの1つである「日露ビジネスサマースクール」において、「国際日本学」と対をなすのが、このタンデム学習です。サマースクールのために来日したロシア人学生29名と基本的に同数の本学のロシア語専攻学生が、 2018年7月第3週にタンデム学習を行いました。

タンデム学習は参加者の自主性と互恵性をベースに置きつつ、いずれも各自の学習(及び目標の達成)に責任を持ち、パートナーはその手助けを行うものです。従って、ロシア人学生は日本語を実際に活用し、日本人パートナーからフィードバックと協力を受けることができます。それは日本人学生も同様です。 

タンデム学習の初日、まず参加者らはパートナーとロシア語で、のちに日本語で意見交換を行いました。パートナーとの会話から得られた知識と情報を基に参加者らは学習言語で短い作文を用意しました。タンデム学習の初日、学生らはなぜその言語を選択したのか、どんな困難を感じているのかをテーマとしました。19日はその前日に行われた「一日文化研修」の印象をテーマに、20日は自由選択のテーマにタンデム学習を行いました。執筆後、参加者らは作文を交換し、添削を開始しました。添削後、参加者はパートナーを前に音読し、発音修正を行いました。最終的に参加者らは8人からなるグループに分かれ、作文を発表し、フィードバックや質問を受けました。

左は1対1のタンデム、右は8人ずつのグループ発表の様子

タンデム学習のメリットはロシア人学生が日本人学生と自然にコミュニケーションしながら言語を使用できることにあります。それは日本人との交流であると同時に、個人の学習目標を立てることでもあります。参加者らは指導を受けるのみならず、ネイティブスピーカーと会話をすることもできます。スケジュールなどの制限を受けるにせよ、参加者らはパートナーとディスカッションする内容を比較的自由に選択できます。つまり、個人の必要や目標に応じて議論の内容を調整することが可能です。ロシア人学生のレベルには幅があったため、この学習形態はなおのこと重要でした。基礎的なテーマにフォーカスする学生もいれば、上級レベルの内容に取り組む学生も見られました。

学生からのフィードバックの大半が肯定的なものでした。ロシア人学生は日本語を使わざるを得ない状況を特に楽しみました。間違いを即座に直してもらえる利便性も高く評価されました。