日露タンデム学習会

タンデム学習とは、近年注目されている外国語学習方法のひとつです。自分の使用言語を学習している目標言語の話者とペアになり、互いの学習を助け合う方法です。この活動を通して、「聞く」「話す」「まとめる」「書く」など、様々な技能を磨くことができます。一般的な教師と学生という上下関係ではなく、学生同士のフラットな人間関係のなかで教え合い、学び合うので、よりフランクで親しみやすい雰囲気のなかで学習することが可能になります。

ロシア6協定校から計約30名の学生が、夏休み期間中の2週間を本学で過ごす「日露ビジネスサマースクール」(短期留学プログラム)が2018年から始まりました。プログラムには、ロシア語で日本のことを学ぶ「国際日本学」と並んで「日露タンデム学習」があります。これを契機に、日露学生間のタンデム学習の機会をサマースクール時に限定せず、本学で専攻語としてロシア語を学んでいる学生と、日本語と日本について学んでいるロシアからの受入学生との交流を深めつつ、それぞれの語学能力を高めるための(授業ではない)学習会を企画しました。


日露タンデム学習会2 2018年12月~2019年1月

本学のロシア語専攻学生10名と交換留学制度で受け入れているロシアからの留学生8名が「日露タンデム学習」で交流しました。

2018年12月12日から2019年1月17日までの期間、12月12日―13日、19日―20日、1月9日―10日、16日―17日の計8回行われました。 週2回の活動はそれぞれ異なるメンバーでしたが、都合がつく学生の中には毎回参加する者もいました。

活動では、日露の学生によるペアまたはグループをつくり、「食文化」「恋愛・結婚」などの決まったテーマについてディスカッションをします。ディスカッションはまず日本語、次にロシア語で行いました。その後、話し合った内容をそれぞれの目標言語で作文します。作文は交換してパートナーに添削をしてもらい、発音の練習も行います。最後には別グループのメンバーと内容の共有をして、意見を深めました。

活動が終わった後も引き続きパートナーと雑談をしたり、連絡先を交換したりする様子も見られ、双方の学生にとって有意義な交流の場ともなったようです。

2019年4月からも定期的にタンデム学習を実施する予定です。


【参考】2018年日露ビジネスサマースクール時のタンデム学習の様子 こちらへ


日露タンデム学習会1 2018年5月8日(火)

本学のロシア語専攻学生6名と、本学の交換留学制度で受け入れているロシアからの学生6名がタンデム学習で交流しました。2ヵ月後に行われる日露ビジネスサマースクール時のメインイベントの1つである「日露タンデム学習」の準備としても位置づけました。

今回のタンデム学習では、日露の学生によるペアをつくり、パートナーの母語で学習動機や趣味などをテーマにインタビュー、その内容をパートナーの母語で作文し、四人一組のグループになって発表を行いました。そうすることで、自分とはペアにならなかった、何も知らない学生でも発表内容が理解できるか、情報が正しく伝わっているか等を確認することができました。発表後は使用言語を切り替えて、同様にインタビュー、作文、そして発表を行いました。

終了後、参加者からは「相手が先生ではないので、遠慮することなく質問できた」といった意見も聞かれたことから、自主的な学習が成立したことがわかります。タンデム学習は講師による一方的な講義でないため、学習者はパートナーに対し遠慮や心理的な壁を感じることなく主体的に学習できる効果的なメソッドであることを確認しました。

今年の秋学期から、定期的にタンデム学習の集いを催していく予定です。

Tandem photo
タンデム学習に取り組む日露の学生たち